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顔脱毛を考えるとき、気になるのは「本当に効果があるのか」「何回かかるのか」、そして「シミ取りやフォトフェイシャルなど、他の美容治療と一緒にできるのか」ではないでしょうか。
この記事は、運営者(元看護師)が実際に顔脱毛を受けたときに経験した「段取りの失敗」をもとに書いています。
先に結論を言うと、顔脱毛でいちばん気をつけたいのは効果や回数よりも「順番」です。他の美容治療と同時に始めると、予約が組めなくなります。
先に結論:顔脱毛と美白レーザーは、同時に始めないほうがいい
運営者の体験(元看護師)
わたしは美容医療のクリニックで美白レーザーを契約した直後に、顔脱毛を始めてしまいました。結果、どうなったか。
施術の間隔を調整するのが、とにかく面倒でした。脱毛の予約を入れたら次のレーザーはいつ、レーザーを受けたら次の脱毛はいつ、と毎回カレンダーとにらめっこ。「これは失敗したな」と思いました。
脱毛を終わらせてから美白にするか、どちらか一つに絞るべきだった——これが正直な感想です。
「顔脱毛は美顔効果もあっておすすめ!」と書いている記事はたくさんあります。でも「他の施術と同時に始めると予約が組めなくなる」と書いている記事は、ほとんど見かけません。
これは体感の問題ではなく、仕組みの問題です。次で説明します。
【元看護師の解説】なぜ「順番」が問題になるのか
理由はシンプルで、脱毛レーザーも、シミ・美白系のレーザーも、狙っているターゲットが同じ「メラニン」だからです。
レーザーは「色」に反応する機械です。脱毛レーザーは毛のメラニンに反応して熱を出し、毛を作る組織にダメージを与えます。シミ治療のレーザーは、シミのメラニンに反応して同じように熱を出します。機械は違っても、同じ皮膚の同じ色素を相手にしているわけです。
同じ場所に短い間隔でレーザーを当て続ければ、肌には負担が重なります。炎症、色素沈着、やけどのリスクが上がるため、どのクリニックでも「前の施術から○週間空けてください」という指示が出ます。これは安全のために必要なルールです。
ここで問題になるのが、顔脱毛のペースです。
リゼクリニックの公式サイトによれば、施術の間隔は毛周期が短い顔・VIOで約1〜2か月ごと、体は約2〜3か月ごと。つまり顔脱毛は、比較的短いサイクルで通い続ける施術です。
そこに美白レーザーの予定が重なると、こうなります。
- 脱毛を受ける → 肌が落ち着くまでレーザーは空ける
- レーザーを受ける → 肌が落ち着くまで脱毛は空ける
- 結果、どちらのペースも守れず、両方が間延びする
さらに現実的な問題として、コースには有効期限があります。間延びした結果、期限内に消化できなければ、払ったお金が無駄になります。「面倒だった」の正体はこれです。2つの契約が、お互いの予約枠を食い合うんです。
だから現実的な答えはこの2つです。
- 脱毛を先に終わらせて、それから美白・シミ治療に進む(毛がなくなった肌のほうが、その後の施術も進めやすい)
- 今いちばん気になるほうに絞る
どちらの施術が先かは肌の状態や目的によって変わります。すでに他の施術を契約している場合は、必ずカウンセリングで「今こういう治療を受けている」と伝えて、間隔の指示を確認してください。これは言わないとわかりません。
もしこれから両方を考えているなら、カウンセリングの時点で「もう一方も検討している」と伝えるだけで、順番の相談に乗ってもらえます。わたしはそれをしませんでした。
※初回カウンセリング料金はかかりません(リゼ公式)
顔脱毛で変わること・変わらないこと
顔脱毛で「何が変わって、何は変わらないのか」は、仕組みで整理できます。ここを誤解して契約すると「思っていたのと違う」になりやすい部分なので、順番に見ていきます。
「化粧のりが変わる」は、仕組みで説明できます
顔には産毛がびっしり生えています。ファンデーションはその産毛に引っかかり、毛の間に溜まります。産毛がなくなれば、肌に直接のる。だから化粧のりが変わるのは、効果というより物理的な結果です。
同じ理由で、肌の見え方も変わりやすくなります。産毛は光を乱反射させるので、肌がくすんで見える一因になります。産毛が減れば光がまっすぐ返るようになり、トーンが明るく見える。「ツヤが出た」と感じる人が多いのは、ここが大きいと考えられます。
「美顔効果」は期待していい?——正直な線引き
ここは正直に書きます。脱毛機は、美顔機ではありません。
脱毛レーザーはメラニンに反応するので、薄いシミが一緒に反応して、一時的に薄く見えることはあります。また熱が肌に伝わることによる変化を感じる人もいます。ただしそれは脱毛機の目的ではなく、副次的なものです。
シミを消したい、肝斑を治したい、毛穴を引き締めたいという目的があるなら、それは脱毛ではなくシミ治療・美肌治療の機械の仕事です。脱毛で代用はできません。
逆に言えば、産毛がなくなること自体による変化(化粧のり・肌の明るさ・手触り)は見込めます。ただしこれは「毛がなくなった結果」であって、肌質そのものを変える美顔治療とは別物です。
「美顔効果があります」と断言する記事は疑ってください。何が起きるかを仕組みで説明できない情報は、契約の判断材料になりません。
顔脱毛は何回で効果が出る?
結論から言うと、顔は体より回数がかかります。これも仕組みの話です。
理由①:産毛はメラニンが少ない
レーザーは色(メラニン)に反応します。顔の産毛は細くて色が薄い=メラニンが少ない。つまりレーザーが反応しにくい。ワキやVIOの太い毛が数回で目に見えて減るのに、顔だけ残るのはこれが理由です。
「効かない」のではなく、反応する材料が少ない——これが正確な理解です。
理由②:1回で効くのは、生えている毛の一部だけ
毛には毛周期(成長期・退行期・休止期)があり、レーザーが効くのは成長期の毛だけです。リゼクリニックの公式サイトでは、1回の照射で効果が期待できるのは全体の10〜20%程度と説明されています。
だから何度も通う必要があるわけですが、顔は①メラニンが少ない ②1回で効くのは一部のダブルパンチになります。顔だけ効果を実感しにくいのは、この2つが重なるためです。
理由③:顔の産毛は「硬毛化」が起きやすい
硬毛化は、レーザーを当てた毛がかえって太く・濃くなってしまう現象です。原因は完全には解明されていませんが、弱い熱刺激が毛を作る細胞を活性化させてしまうためと考えられています。
ここで先ほどの話とつながります。産毛はメラニンが少ない=レーザーの熱が弱くしか入らない。つまり「硬毛化が起きやすい条件」がそろっているのが、まさに顔の産毛なんです。背中や二の腕と並んで、顔は硬毛化の報告が多い部位です。
だからこそ、顔脱毛はカウンセリングで必ず聞いてください。
- 硬毛化が起きた場合、無料で追加照射してもらえるのか
- その場合、機械や出力を変えて対応してもらえるのか
これは「起きるかもしれないこと」への備えです。契約前に確認しておけば、起きたときに慌てずに済みます。
回数の目安
個人差が大きいので断言はできませんが、顔は体より多めの回数を見ておくのが現実的です。「5回で終わるつもりが、顔だけ残った」というのは失敗ではなく、産毛の性質からすると起こりうることです。
回数を決めるときは、「5回で終わらせる」ではなく「5回やって、残ったらどうするか」まで含めて考えておくと安心です。その方法が次の話です。
顔だけ・残った部分だけ、あとから追加できる?
ここがコースを終えた人からいちばん多い質問です。「全身は満足したけど顔だけ残ってる」「もう一度フルコースを組むのは違う」。答えはできます。方法は2つあります。
方法①:コース終了後の追加照射(リゼ)
リゼクリニックの公式サイトには、次のように記載されています。
- コース終了後、満足できなければ1回料金よりもお得な特別価格で追加照射できる
- 契約プランに含まれている部位であれば、単部位ごとに追加できる(=やりたいところを、やりたい分だけ)
- 5回以上のコース終了後のみ適用
- コース終了後の特別料金に有効期限はない
「顔だけ残った」という状況にそのまま当てはまるのがこれです。全身+顔のコースを終えた人なら、顔だけを単部位で追加できる。しかも期限がないので、落ち着いてから決められます。
※追加照射の部位別の金額は、公式サイトで確認できる範囲では「1回料金よりお得な特別価格」までの記載でした。実額はカウンセリングまたは公式サイトで直接ご確認ください。本サイトでは、公式で確認できなかった数字は掲載していません。
※初回カウンセリングは無料です
方法②:顔だけを部分脱毛で契約する(ルシア)
そもそも顔だけ受けたい、他院で全身を終えたので顔だけやりたい、という場合は部分脱毛を単体で契約する方法があります。
ルシアクリニックの公式料金ページで確認できた、顔脱毛の料金がこちらです(2026年7月16日確認・税込・平日価格/すべて自由診療)。
| プラン | 都度払い(1回) | 5回 | 8回 | 10回 |
|---|---|---|---|---|
| 顔 | 16,500円 | 88,000円 | 115,500円 | 132,000円 |
| VIO | 16,500円 | 88,000円 | 115,500円 | 132,000円 |
| デザインうなじ | 16,500円 | 88,000円 | — | 132,000円 |
注目してほしいのは都度払いの16,500円です。「残っている毛が気になるけど、コースを組むほどでもない」という人にとって、1回だけ試せるというのは現実的な選択肢になります。
※ルシアの料金は平日価格で、全日プランは10%UPになります。すべて税込です。
※初回カウンセリングは無料です
顔の産毛と、脱毛機の「方式」の関係
顔の産毛について考えるとき、知っておくと役に立つのが脱毛機の「方式」の違いです。まず、両院が公式サイトで明記している範囲の事実だけを並べます。
| クリニック | 脱毛機の方式(各院の公式サイトより) |
|---|---|
| リゼ | 3種類の脱毛機を使い分け (熱破壊式・蓄熱式の両方に対応) |
| ルシア | 熱破壊式のみ (ジェントルシリーズ) |
熱破壊式は、毛根に短時間で強いエネルギーを当てる方式で、メラニンの多い太い毛・濃い毛に反応が出やすいとされます。一方蓄熱式は、弱い熱を連続で当てて毛を作る組織にじわじわ作用させる方式で、メラニンへの依存度が相対的に低いとされています。
リゼクリニックは公式サイトで3種類の脱毛機を使い分け、熱破壊式・蓄熱式の両方に対応すると記載しています。ルシアクリニックは公式サイトで「熱破壊式脱毛機器ジェントルシリーズのみ使用」と明記しています。
どちらがあなたの産毛に合うかは、方式のスペックだけでは決まりません。実際の毛質を見てもらい、「私の産毛には、どの機械をどう当てますか」とカウンセリングで聞くのが確実です。本サイトでは、どちらの院が優れているという判断は行いません。
顔脱毛の前に確認しておきたいこと
シェービング(剃り残し)はどこまでやってもらえる?
リゼクリニックの公式サイトには、「剃り残しに対するサービスであるため、必ず事前にご自身でシェービングをお願いいたします」と記載されています。
つまり「全部剃ってもらえる」ではなく「自分で剃った上での剃り残しに対応してもらえる」ということです。ここは誤解しやすいポイントなので、どこまでが無料の範囲なのかは、必ずカウンセリングで確認してください。顔は自分で剃りにくい部位ではないので、基本は自己処理と考えておくほうが確実です。
コース料金以外にかかるお金
リゼクリニックの公式サイトでは、初回カウンセリング料・初診料・再診料・予約キャンセル料などのコース料金以外の費用は一切かからないと明記されています。ただし麻酔を使用する場合は別途費用が発生します。
顔脱毛で麻酔を使うかどうかは、事前に考えておくと総額がぶれません。顔は皮膚が薄く、鼻下や口周りは痛みを感じやすい部位です。毎回麻酔を使うつもりなら、その分は回数ぶん積み上がります。「コース料金+麻酔代×回数」が、実際に払う金額です。
支払い方法
リゼクリニックの公式サイトによると、支払い方法は現金一括・定額pay・各種クレジットカード・各種デビットカード・医療ローンの5種類。ただし定額pay(最大24回まで分割金利なし)は全身+VIO+顔脱毛にのみ適用で、顔単体のプランには使えません。
顔脱毛 よくある質問
Q. 顔脱毛とシミ取りレーザーは、同時期にできますか?
クリニックの指示によりますが、同じ部位に短い間隔で複数のレーザーを当てることは、通常は避けます。どちらもメラニンをターゲットにしており、肌への負担が重なるためです。同時期に両方を進めると、お互いの施術間隔を守るために予約が組みにくくなります。両方を検討している場合は、契約前にどちらのクリニックにも「もう一方も考えている」と伝えて、順番と間隔の指示を確認してください。
Q. 顔脱毛をすると、シミが消えますか?
脱毛機はシミ治療の機械ではありません。レーザーがメラニンに反応する性質上、薄いシミが一時的に反応して薄く見えることはありますが、それは脱毛の目的ではありません。シミを治療したい場合は、その目的の機械を使う治療が必要です。また、肝斑など、レーザーの熱で悪化しうる肌トラブルもあります。気になるシミがある場合は、必ずカウンセリングで医師に見てもらってください。
Q. 顔脱毛は何回くらい必要ですか?
個人差がありますが、顔は体より回数がかかると考えておくのが現実的です。理由は、産毛はメラニンが少なくレーザーが反応しにくいことと、1回の照射で効果が期待できるのは全体の10〜20%程度(リゼ公式の記載)であることの2つです。回数はカウンセリングで毛質を見てもらって決めるのが確実です。
Q. 全身脱毛が終わったのに顔だけ残っています。失敗ですか?
失敗ではなく、産毛の性質からすると起こりうることです。対処法は2つあります。契約プランに顔が含まれていたなら、リゼではコース終了後に単部位ごとの追加照射ができ、この特別料金に有効期限はありません。顔が含まれていなかった場合や他院で受けた場合は、顔だけを部分脱毛で契約する方法があります(ルシアの顔脱毛は都度払い16,500円から)。
Q. 顔脱毛は痛いですか?
顔は皮膚が薄く、骨に近い部位も多いため、痛みを感じやすいという声はあります。特に鼻下や口周りです。痛みの感じ方には個人差がありますが、麻酔オプションを用意しているクリニックがほとんどです。蓄熱式は弱い熱を連続で当てる方式で、痛みを抑えやすいとされます。方式を選べるかも含めて、麻酔の種類と費用はカウンセリングで先に確認しておきましょう。
Q. 硬毛化したらどうなりますか?
硬毛化は、レーザーを当てた毛がかえって太く・濃くなる現象です。原因は完全には解明されていませんが、弱い熱刺激が毛を作る細胞を活性化させてしまうためと考えられています。産毛のようにメラニンが少ない部位ほど起きやすいとされ、顔もその一つです。起きた場合の対応(無料で追加照射があるか、機械や出力を変えられるか)は、契約前に必ず確認してください。
まとめ:顔脱毛は「順番」を決めてから始める
顔脱毛を考えるうえで、伝えておきたいことが3つあります。
- 他の美容治療と同時に始めない。どちらもメラニンを狙う施術なので間隔を空ける必要があり、2つの契約が予約枠を食い合います。脱毛を先に終わらせるか、どちらか一つに絞るのが現実的です
- 顔は回数がかかる。産毛はメラニンが少なくレーザーが反応しにくいためです。「5回で終わる」ではなく「残ったらどうするか」まで決めてから契約しましょう
- 「美顔効果」を目的にしない。脱毛機は美顔機ではありません。産毛がなくなることによる変化はありますが、シミ治療の代わりにはなりません
そしてすでに他の施術を受けている・契約している人は、それをカウンセリングで必ず伝えてください。わたしはそれをしませんでした。言えば、順番の相談に乗ってもらえます。
※3種類の脱毛機を使い分け/初診・再診・キャンセル料は無料(リゼ公式)
※顔脱毛は都度払い16,500円から(平日価格・公式確認)
→ 医療脱毛の機械の違いは医療脱毛の機械の違いは?看護師が種類と選び方を解説で詳しく解説しています。
→ 回数が足りるか不安な方は医療脱毛5回で足りない?回数と追加照射の料金を看護師が解説もあわせてどうぞ。
→ 全体の選び方は医療脱毛はどこがいい?看護師が総額と選び方を解説へ。
※本記事に含まれる運営者の体験は「施術の順番・段取り」に関するものです。効果の感じ方には個人差があり、特定の効果を保証するものではありません。
※本記事で紹介しているのはすべて自由診療(自費診療・保険適用外)です。
※本記事の料金・仕様は2026年7月16日時点で各院の公式サイトを確認したものです。変更される場合があるため、最新の情報は各クリニックの公式サイトをご確認ください。
※本記事では、運営者が公式サイトで確認できた情報のみを掲載しています。
※医療脱毛にはやけど・毛嚢炎・硬毛化などのリスクがあります。他の美容医療施術を受けている場合は、必ず事前に申告してください。施術の可否・間隔・リスクについては、必ず医師のカウンセリングで確認してください。
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